高田ほのか Official Website

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朝日新聞で、社長様100人100首の『高田ほのかの原点を詠む』の短歌コラムを連載することになりました。

2021年8月15日

2019年から関西の社長様をインタビューして短歌とコラムに詠んできたのですが、
このたび、朝日新聞の朝刊 #KANSAIにて連載させていただくこととなりました。
タイトルは、『高田ほのかの原点を詠む』です。
#KANSAIが新しく始まる月一の紙面らしく、デジタルのほうでは毎週掲載される予定。
第一回は、毎日精米した釜焚ごはんが食べられる「まいどおおきに食堂」で有名なフジオフードシステムの、藤尾政弘社長です。
大阪万博が開催される2025年に100首完成を目指し、これからも読んでくださる方の心に響くよう、心を込めて紡いでいければと思います。

 炊きあげた湯気があの日を包みこみ涙橋から花火が上がる 

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関西天満宮の神事に奉仕する天神・天満花娘のOGである歌人・高田ほのかは、学生時代お世話になった天神橋筋商店街に短歌で恩返しがしたいと考え、天神橋筋を訪ねて店主の思いを汲み取り、丸5年をかけて詠みためた短歌100首と店主の写真で100枚のポスターと本を制作。2018年に関西市立中央図書館、関西天満宮、天神橋筋商店街「天三おかげ館」の3会場で「人情100首展」を行いました。
この取組みが掲載された毎日新聞を株式会社フジオフードシステムの藤尾社長が読んでくださり、幼少期のエピソードを話してくださいました。そのお話が、現在のフジオフードを創る「原点」だと感じ、そのエピソードを短歌にして贈ると、藤尾様はとても喜んでくださいました。
短歌は1300年以上前から絶えず詠み続けられている日本の伝統文学です。今の我々が1300年前の万葉集を読むことができるように、その型は、長いながい時間を生き抜く強さをもっています。コロナ禍のなか、藤尾社長の短歌を読み直しながら、関西には世界で活躍する企業がたくさんあるけれど、人知れず苦労した社長の「原点」が必ずある。地元の社長の原点の短歌とそれを乗り越えたエピソードを発信することは、コロナ禍に生きる関西の人たちや、将来関西で起業しようとしている若者の足元を見つめ直し、生きる活力になる。ひいては百年先、千年先の苦しみ悩む人たちにも残せる関西の財産になると考えました。

短歌は「短い歌」と書きます。日本語が一番美しく輝く五七調のリズムは、読むと不思議と元気が出ます。
この発信が、関西に漂う重い空気を晴らす一筋の光になればと思っています。